ステム一体型ハンドル(ボントレガーアイオロス RSL VR-C)評価・レビュー

レビュー

なぜステム一体型ハンドルを選んだのか

2024年、愛車TREKエモンダがカタログ落ちした今でも、愛車のカスタム欲が収まらない今日この頃。今回はついに「ステム一体型ハンドル」を導入することに。

なぜこのカスタムを選んだのかというと、それはずばり「見た目」。昨今ロードバイクのトレンドはワイヤー・ケーブルのフル内装化であり、たとえカタログ落ちしたモデルでもまだまだ最先端モデルであるという気持ちでいたいあまり性能よりもデザイン重視のこの選択になった。

現在の仕様はボントレガーの「RSL Blendrステム」とWiggleのプライベートブランドPrimeのエアロハンドル「Primaveraエアロカーボンハンドル380mm」の組み合わせで、これはこれでポジションも不満なく特にドロップ形状が手に馴染み、むしろ最適解なのではと思うほど。

いままでの仕様の写真
RSL BlendrステムとPrimaveraエアロカーボンハンドルの組み合わせ
Primeのエアロハンドルの写真
prime「Primaveraエアロカーボンハンドル380mm」ドロップハンドルの形状が持ちやすかった。

しかし、最近のロードバイクにしてはケーブルが目立ちすぎているのが気になるポイント。また、ハンドル内部にケーブルを通す穴の形のせいなのか一定の速度を超えると「ヒュオ~、ヒュオ~」と笛のような音が鳴る。まあ許容範囲ではありますが、これが気になるようになり、ステム一体型ハンドルへのカスタムを決心したわけです。

ボントレガー「アイオロス RSL VR-C」選定理由

ステム一体型ハンドルは純正品からサードパーティ製まで多くの選択肢があるが、悩んだあげく最終的に純正品を選びました。大原則でエモンダにジャストフィット(デザインの統一性、ヘッド周りやスペーサとの調和)し、見た目が美しくなければならない。候補は絞られます。その中で選んだのが「ボントレガーアイオロス RSL VR-C」です。一番の選定理由はコストパフォーマンスの高さになります。まあ前述のとおり見た目重視のカスタムであるステム一体型ハンドルにコスパを求めるのは少しおかしな話かもしれません。それでも、信頼できる純正品(以前リコールがかかった)で最も手頃な価格の選択肢がこれだったため、迷わず決めました。とはいっても79,900円(税込み)は高い。

公式写真
ハンドル開封写真

取り付けは意外に簡単

エアロハンドルの取り付けで最も手間がかかるのはケーブルのルーティング処理だと思う。Primeのエアロハンドルもハンドル内部にケーブル通すタイプで1つの穴に複数本のワイヤー類を通すため、スペースの問題やDi2ケーブルの取り回しの関係もあり色々とキツキツでワイヤー類に相当負担が掛かっていたし、正直頻繁に付け替えしたくない部分の一つであった。しかしながら「ボントレガーアイオロス RSL VR-C」はハンドル内部を通すというよりは外部に沿わせる部分が多く、ケーブル類の取り回しがスムーズで、ストレスなく取り付けることができ意外に取り付けやすいハンドルで安心しました。

ハンドルの形状写真
ハンドル裏面の溝にケーブル類を添わせる設計なので、ほぼ外装のようなもの。
ハンドル取り付け中
見た目はほぼフル内装にできる。

実際の走行レビュー

ボントレガー「アイオロス RSL VR-C」の公式謳い文句は「風洞実験で出力を7ワット削減し、旧モデルより10%速い」とされているが、私の実感として正直なところ走りに大きな変化は感じられませんでした。確かに全体的に高品質な製品で、強いて言うなら衝撃吸収性がよく長距離走行時の快適性が向上しましたが、宣伝通りのパフォーマンス向上は感じ取れなかった。風洞実験は、一定の風速で物体に風を当てて空気抵抗を測定するものですが、周知のとおり実際の走行環境とは異なるため、実走行での効果を感じるのは難しいのかもしれません。ただし、衝撃吸収性は鈍感な私でも感じ取れました。

ワットを削減し、速く走るために

このエアロ形状アップグレードは、ケーブルをまとめてハンドル周辺をスッキリさせ、空気抵抗を軽減。Aeolus RSLバー/ステムコンボは、風洞施設で出力を7ワット削減し、旧モデルより10%速いことを実証できた。軽くて速く、取付は簡単で、Blendrに対応するため、ライトやGarmin コンピュータをシームレスに一体化できる。

引用:ボントレガー Aeolus RSL VR-C ハンドルバー/ステム | TREK公式

総評:高額な投資に後悔なし!

ステム一体型ハンドルは確かに高額な投資でしたが、購入後に後悔の気持ちは全くありません。理由はシンプルで「カッコいいから」です。また、性能的にも非常に満足しており、走行時の快適さやモチベーションの向上に繋がりました。見た目の美しさと性能のバランスが絶妙で、良い買い物だったと心から言えます。このボントレガー「アイオロス RSL VR-C」ハンドルは、見た目と性能の両方を重視するライダーにおすすめできる製品です。

ハンドル取付完了写真
微調整中(バーコード未装着)
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